脳神経分野

HOME
脳神経分野
脳神経医学分野：河﨑研究室

/ 最終更新日時 : andy 脳神経分野

脳神経医学分野：河﨑研究室

研究室PR

研究紹介

発表論文

学生募集

卒業後の進路

アクセス

入試情報

ラボのメインテーマ

脳の発達、病気や進化の仕組みを研究しています

研究の将来性

精神発達遅滞、てんかんや認知症などの研究に繋がります

研究のここが面白い！

発達した脳をもつフェレットを使って研究しています。賢いひとは脳にシワが多いの？と思ったことはありませんか？　私たちの研究室では、このような素朴な疑問も研究できます

河崎研のアピールポイント！

学振研究員の採択多数 2年連続で卓越大学院プログム採用初心者でも歓迎します丁寧に指導します学生の成長を重視しています卒業生が活躍しています他分野の方も歓迎します

　私たちの研究室では、脳の発達、病気と進化の仕組みについて研究しています。精密機械のような脳が赤ちゃんの中でどのような仕組みで発達するのか、まだまだ謎に包まれています。正しく発達できないと様々な病気になるので、私たちの研究は病気の理解や新たな治療法の開発にもつながります。
　現在、多くの研究室ではマウスを使って研究をしています。しかしマウスの脳は、ヒトの脳に比べて小さくあまり発達していません。例えば、ヒトの大脳の表面には皺があり、皺は脳機能の発達に重要と考えられていますが、マウスはもっておらず皺に関する研究はマウスではできません。そこで私たちの研究室ではイタチの脳を使っているのが特徴です。イタチの脳にはヒトと同様に皺がありますので、皺に関する研究も進めています。ここでしかできない研究がたくさんあり、おもしろくなってきています。ぜひ一緒に研究しませんか？
　より詳しくは研究室のホームページを見て下さい。もしわからないようなことでもあれば、気軽に質問して下さい。

河崎研究室の主な研究成果

脳回の形成には大脳皮質の上層の神経細胞における Cdk5 が必要である

論文タイトル          Folding of the cerebral cortex requires Cdk5 in upper-layer neurons in gyrencephalic mammals
著者名                   Shinmyo Y (准教授) et al.,
雑誌名                   Cell Reports(2017.08)
プレスリリースはこちら（日本語）

出生はセロトニンシグナルを介して感覚マップの形成開始を制御する

論文タイトル          Birth regulates the initiation of sensory map formation through serotonin signaling
著者名                   Toda T(ポスドク) et al.,
雑誌名                   Developmental Cell(2013.10)

間質由来誘導因子を用いたES細胞から中脳ドーパミン神経への試験管内分化誘導

論文タイトル          Induction of midbrain dopaminergic neurons from ES cells by stromal cell-derived inducing activity
著者名                   Kawasaki H(助手) et al.,
雑誌名                   Neuron(2000.10)

2021年に発表された論文

BMPシグナルはマウスの大脳皮質におけるアクアポリン4の発現を制御する

論文タイトル          BMP signaling alters aquaporin-4 expression in the mouse cerebral cortex
著者名                   Morita K (医学部生) et al.,
雑誌名                   Scientific Reports (2021.05)

子宮内電気穿孔法とpiggyBacを用いたマウス大脳におけるグリア細胞種特異的な遺伝子発現

論文タイトル          Glial cell type-specific gene expression in the mouse cerebrum using the piggyBac system and in utero electroporation
著者名                   Hamabe-Horiike T (大学院生) et al.,
雑誌名                   Scientific Reports (2021.04)

2020年以前に発表された主要論文

脳回を持つ哺乳動物脳のおける脳回形成に重要な特別な神経前駆細胞サブタイプ

論文タイトル          A discrete subtype of neural progenitor crucial for cortical folding in the gyrencephalic mammalian brain
著者名                   Matsumoto N (助教) et al.,
雑誌名                   eLife (2020)

脳回を持つフェレット大脳における皮質下U線維の起源と発達

論文タイトル          The origin and development of subcortical U-fibers in gyrencephalic ferrets
著者名                   Yoshino M (大学院生) et al.,
雑誌名                   Molecular Brain (2020)

脳回を持つフェレット大脳における内側線維層と外側線維層の特性解析

論文タイトル          Characterization of the inner and outer fiber layers in the developing cerebral cortex of gyrencephalic ferrets
著者名                   Saito K (大学院生) et al.,
雑誌名                   Cerebral Cortex (2019)

FGFシグナルは発生期マウス大脳皮質における神経細胞・アストロサイト運命転換を制御する

論文タイトル          FGF signaling directs the cell fate switch from neurons to astrocytes in the developing mouse cerebral cortex
著者名                   Dinh D. T. A (大学院生) et al.,
雑誌名                   Journal of Neuroscience (2019)

YAP活性は発生期大脳新皮質の基底前駆細胞の増加と細胞分裂に必要十分である

論文タイトル          YAP activity is necessary and sufficient for basal progenitor abundance and proliferation in the developing neocortex
著者名                   共同研究
雑誌名                   Cell Reports (2019)

基底前駆細胞の増殖による大脳新皮質の拡張は形態変化にリンクしている

論文タイトル          Neocortical expansion due to increased proliferation of basal progenitors is linked to changes in their morphology
著者名                   共同研究
雑誌名                   Cell Stem Cell (2019)

脳回を持つ哺乳動物を用いた髄膜下ヘテロトピアの病態生理解析

論文タイトル          Pathophysiological analyses of leptomeningeal heterotopia using gyrencephalic mammals
著者名                   Matsumoto N (助教) et al.,
雑誌名                   Human Molecular Genetics (2018)

大脳新皮質における正しい配置は樹状突起やシナプスの発達に影響する

論文タイトル          Correct laminar positioning in the neocortex influences proper dendritic and synaptic development
著者名                   共同研究
雑誌名                   Cerebral Cortex (2018)

脳回を持つ哺乳動物フェレットを用いた大脳皮質脳回の発達と疾患の分子生物学的解析

論文タイトル          Molecular investigations of development and diseases of cerebral cortex folding using gyrencephalic mammal ferrets
著者名                   Kawasaki H (教授) et al.,
雑誌名                   Biological and Pharmaceutical Bulletin (2018)

脳回の形成には大脳皮質の上層神経細胞における Cdk5 が必要である

論文タイトル          Folding of the cerebral cortex requires Cdk5 in upper-layer neurons in gyrencephalic mammals
著者名                   Shinmyo Y (准教授) et al.,
雑誌名                   Cell Reports (2017)

哺乳類の大脳皮質における脳回形成はFGFシグナルを必要とする

論文タイトル          Gyrification of the cerebral cortex requires FGF signaling in the mammalian brain
著者名                   Matsumoto N (助教) et al.,
雑誌名                   eLife (2017)

Foxp2は発生期の視床核の個性決定や投射パターンを制御する

論文タイトル          Foxp2 regulates identities and projection patterns of thalamic nuclei during development
著者名                   Ebisu H (大学院生) et al.,
雑誌名                   Cerebral Cortex (2017)

脳回を持つ哺乳動物を用いた脳室周囲ヘテロトピアの病態生理解析

論文タイトル          Pathophysiological analyses of periventricular nodular heterotopia using gyrencephalic mammals
著者名                   Matsumoto N (助教) et al.,
雑誌名                   Human Molecular Genetics (2017)

子宮内電気穿孔法とCRISPR/Cas9を用いたマウス大脳における遺伝子ノックアウト

論文タイトル          CRISPR/Cas9-mediated gene knockout in the mouse brain using in utero electroporation
著者名                   Shinmyo Y (准教授) et al.,
雑誌名                   Current Protocols in Neuroscience (2017)

フェレットを用いた高等哺乳動物脳の発生と疾患の分子生物学的解析

論文タイトル          Molecular investigations of development and diseases of the brain of higher mammals using the ferret
著者名                   Kawasaki H. (教授) et al.,
雑誌名                   Proceedings of the Japan Academy, Series B (2017)

いくつかの翻訳後修飾はゲフリン足場形成とGABA伝達の制御と協働している

論文タイトル          Several posttranslational modifications act in concert to regulate gephyrin scaffolding and GABAergic transmission
著者名                   共同研究
雑誌名                   Nature Communications (2016)

Sox11は発生期大脳皮質における樹状突起形成と神経細胞移動を調和させる

論文タイトル          Sox11 balances dendritic morphogenesis with neuronal migration in the developing cerebral cortex
著者名                   Hoshiba Y (大学院生) et al.,
雑誌名                   Journal of Neuroscience (2016)

研究を一緒にする人を大歓迎します！
・脳の研究をやってみたい人
・世の中の誰も知らないことを発見したい人
・ワクワク感と緊迫感に浸かりたい人
・元気な仲間と切磋琢磨したい人
・成長したい人

一緒にやりましょう！　これまでの経験は問いません。研究室のメンバーの出身大学・出身学部は様々で、研究室に来て初めて分子生物学や脳を扱い始めた人がほとんどです。興味のある人は、気軽に連絡してください。見学なども歓迎していますので、遊びに来てください。
私たちの研究室では、脳の発達、再生や病気に関する様々な研究プロジェクトが進行しています。研究に加えて、ラボメンバーの一人一人の成長も重要だと思っています。そのために、知識の習得、論理的思考、豊かな発想力や医学英語が伸びるように指導しています。さらに実社会でも重要となる説明力、プレゼン技術や文章力のスキルアップも指導しています。

冷やかしの(?!)見学なども歓迎しますので、もし興味があれば気軽にメールしてください。またFacebook, Twitter, LinkedIn, Instagramなどもあり、研究室の様子などもアップしています。QRコードを乗せておきますので気軽に友達申請やフォローをしてください。

令和4年度　4月期入学者についての入試情報 (令和3年 6月17日更新)

<<注意>>
新型コロナウイルスの影響により、試験の情報が急に変更になる可能性があります。

【修士課程】
医薬保健学総合研究科　医科学専攻

<試験日程>
令和3年 8月 18日

<入試科目>
・英語 (※外部英語試験スコアの提出必須)
・面接

※外部の英語試験のスコア基準（提出を認める最低点）は
・TOEIC 公開テスト L&R---460 点以上
・TOEFL-iBT---47点以上
・TOEFL-PBT---457点以上
・IELTS---4以上
いずれも試験日から2年以内のスコアに限る
TOEIC-IP, TOEIC S&W, TOEIC Bridge, TOEFL-IPTのスコアが使用できない可能性有

-------------------------------------------------------------
【博士課程】
医薬保健学総合研究科　医学専攻

<試験日程>
令和3年 8月 20日

<試験科目>
・英語(※外部英語試験スコアの提出で免除)+(※※辞書の持ち込み可)
・面接

※外部の英語試験のスコア基準（提出を認める最低点）は
・TOEIC 公開テスト---460 点以上 (TOEIC-IP, TOEIC S&W, TOEIC Bridge は不可)
・TOEFL-iBT---47点以上 (TOEFL-IPTは不可)
・TOEFL-PBT---457点以上
・IELTS---4以上
いずれも試験日から2年以内のスコアに限る

※※電子辞書の持ち込み不可

カテゴリー: 脳神経分野

タグ: 2年連続で卓越大学院プログラム採択フェレット丁寧に指導修士募集初心者歓迎卒業生が活躍している博士募集大脳学振研究員の採択多数学生の成長重視疾患病気発生石川県脳神経医学金沢大学

金沢大学

脳神経医学分野：河﨑研究室

石川県　金沢大学医薬保健学総合研究科（募集区分：修士、博士）

研究室概要

河崎研と似ている研究室

基盤幹細胞学分野：中島研究室

(2017年新設)生体構造解剖学分野：仁田研究室

(2018年新設)生化学・分子生物学分野：奥野研究室

(2020年新設)脳病態解析分野：松井研究室

金沢大学　医薬保健学総合研究科

石川県 金沢大学 医薬保健学総合研究科（募集区分：修士、博士）