(2017年新設) システム脳病態学分野:上野研究室
新潟県 新潟大学 医歯学総合研究科(募集区分:修士、博士)
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脳・脊髄の神経回路の仕組みと、その病態・再生の研究をしています
研究の将来性
脳卒中や脊髄損傷などの病態で、神経回路の再建へ貢献します
研究のここが面白い!
脳や脊髄にある膨大なネットワークの仕組みや再生を間近に観察し探求できます
上野研のアピールポイント!
脳の未知の仕組みの探求
脳の病気を治す基礎研究
国内有数の脳神経科学の研究環境
新しい研究室
海の幸・山の幸
基礎から応用まで学べます
よく研究しよく遊びます
興味や自主性を尊重します
成長をサポートします
脳卒中や脊髄損傷など脳や脊髄の障害を治すため、壊された神経回路を再建する方法が、長いあいだ求められてきました。私たちの研究室では、神経回路をどのようにすれば再生できるか、研究しています。これまでの研究から、障害をのがれた神経回路が、新たなネットワークを作り出して、脳の機能を回復させうることがわかってきました。神経回路が「新たに作られる仕組み」、「機能する仕組み」を明らかにすることで、回路を再生し、機能回復をもたらす新たな方法論を生み出すことを目指しています。
本研究室では、脳や神経回路の研究に必要な知識や最新の技術(分子生物学、組織学、培養神経細胞、マウスの脳卒中・脊髄損傷・ALSモデル、遺伝子改変マウス、ウィルス神経トレーサー、オプト・ケモジェネティクス、イメージング、3次元行動解析、オミックス解析など)を使って研究を進めています。詳しくは、当研究室のホームページをご覧ください。
上野研究室のホームページはこちらから
上野研究室の主な研究成果
本研究室では、脳や神経回路の研究に必要な知識や最新の技術(分子生物学、組織学、培養神経細胞、マウスの脳卒中・脊髄損傷・ALSモデル、遺伝子改変マウス、ウィルス神経トレーサー、オプト・ケモジェネティクス、イメージング、3次元行動解析、オミックス解析など)を使って研究を進めています。詳しくは、当研究室のホームページをご覧ください。
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上野研究室の主な研究成果
皮質脊髄路は脳−脊髄間に多様な回路網をつくり、巧みな動作をコントロールする
論文タイトル Corticospinal circuits from the sensory and motor cortices differentially regulate skilled movements through distinct spinal interneurons.
著者名 Ueno M (特任教授) et al.,
雑誌名 Cell Reports (2018.05)
プレスリリースはこちら(日本語)
著者名 Ueno M (特任教授) et al.,
雑誌名 Cell Reports (2018.05)
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脊髄損傷において脊髄介在ニューロンの活動の遮断は、自律神経過反射による免疫機能の破綻を抑制する
論文タイトル Silencing spinal interneurons inhibits immune suppressive autonomic reflexes caused by spinal cord injury.
著者名 Ueno M (研究員) et al.,
雑誌名 Nature Neuroscience (2016.06)
プレスリリースはこちら(日本語)
著者名 Ueno M (研究員) et al.,
雑誌名 Nature Neuroscience (2016.06)
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BDNFによる皮質脊髄路の再編は、脳障害後の機能回復に寄与する
論文タイトル Intraspinal rewiring of the corticospinal tract requires target-derived BDNF and compensates lost function after brain injury.
著者名 Ueno M (助教) et al.,
雑誌名 Brain (2012.04)
プレスリリースはこちら(日本語)
著者名 Ueno M (助教) et al.,
雑誌名 Brain (2012.04)
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2021年に発表された論文
2020年以前に発表された主要論文
内因性・外因性分子の制御は脊髄損傷後の皮質脊髄路の再編を促進する
論文タイトル Modulation of both intrinsic and extrinsic factors additively promotes rewiring of corticospinal circuits after spinal cord injury.
著者名 Nakamura Y (特任助手) et al.,
雑誌名 J Neurosci (2021.12)
著者名 Nakamura Y (特任助手) et al.,
雑誌名 J Neurosci (2021.12)
脳梗塞の部位により運動と感覚をになう皮質脊髄路は異なる再編パターンを示す
論文タイトル Lesion area in the cerebral cortex determines the patterns of axon rewiring of motor and sensory corticospinal tracts after stroke.
著者名 Sato T (特任助教・特任助手) et al.,
雑誌名 Front Neurosci (2021.10)
著者名 Sato T (特任助教・特任助手) et al.,
雑誌名 Front Neurosci (2021.10)
脳・脊髄損傷後の神経–免疫連関の回復
論文タイトル Restoring neuro-immune circuitry after brain and spinal cord injuries.
著者名 Ueno M (教授) et al.,
雑誌名 Int Immunol (2021.06)
著者名 Ueno M (教授) et al.,
雑誌名 Int Immunol (2021.06)
脊髄損傷においてOlig2に誘導されるセマフォリン分子群は、皮質脊髄路の軸索を退縮させる
論文タイトル Olig2-induced semaphorin expression drives corticospinal axon retraction after spinal cord injury.
著者名 Ueno M (教授・特任助手) et al.,
雑誌名 Cereb Cortex (2020.10)
著者名 Ueno M (教授・特任助手) et al.,
雑誌名 Cereb Cortex (2020.10)
Netrin-G1は大脳皮質第V層ニューロンの軸索へのミクログリアの集積を制御する
論文タイトル Netrin-G1 regulates microglial accumulation along axons and supports the survival of layer V neurons in the postnatal mouse brain.
著者名 Fujita Y (共同研究) et al.,
雑誌名 Cell Reports (2020.08)
著者名 Fujita Y (共同研究) et al.,
雑誌名 Cell Reports (2020.08)
HDACの阻害はBDNFの発現を増加させ、脳損傷後の神経回路の再編と機能回復を促進する
論文タイトル Inhibition of HDAC increases BDNF expression and promotes neuronal rewiring and functional recovery after brain injury.
著者名 Sada N (共同研究) et al.,
雑誌名 Cell Death Dis (2020.08)
著者名 Sada N (共同研究) et al.,
雑誌名 Cell Death Dis (2020.08)
SHP-1の抑制と自発運動リハビリテーションの組み合わせは、脳損傷後の皮質脊髄路の再編と運動回復を促進する
論文タイトル Combinational approach of genetic SHP-1 suppression and voluntary exercise promotes corticospinal tract sprouting and motor recovery following brain injury.
著者名 Tanaka T (共同研究) et al.,
雑誌名 Neurorehabil Neural Repair (2020.06)
著者名 Tanaka T (共同研究) et al.,
雑誌名 Neurorehabil Neural Repair (2020.06)
非アルコール性脂肪性肝疾患では自律神経回路を介してGhrelinとIGF1が活性化する
論文タイトル Ghrelin-insulin-like growth factor-1 axis is activated via autonomic neural circuits in the non-alcoholic fatty liver disease.
著者名 Nagoya T (共同研究) et al.,
雑誌名 Neurogastroenterol Motil (2020.05)
著者名 Nagoya T (共同研究) et al.,
雑誌名 Neurogastroenterol Motil (2020.05)
マウス嗅球の内側および外側の糸球体における匂い応答の比較
論文タイトル Direct comparison of odor responses of homologous glomeruli in the medial and lateral maps of the mouse olfactory bulb.
著者名 Sato T (特任助教) et al.,
雑誌名 eNeuro (2020)
著者名 Sato T (特任助教) et al.,
雑誌名 eNeuro (2020)
セマフォリンは皮質脊髄路の軸索側枝の形成を抑制し、巧みな動作のコントロールに寄与する
論文タイトル Skilled movements in mice require inhibition of corticospinal axon collateral formation in the spinal cord by semaphorin signaling.
著者名 Gu Z (共同研究) et al.,
雑誌名 J Neurosci (2019.11)
著者名 Gu Z (共同研究) et al.,
雑誌名 J Neurosci (2019.11)
神経回路の発達におけるミクログリアの双方向性の機能
論文タイトル Dual functions of microglia in the formation and refinement of neural circuits during development.
著者名 Konishi H (共同研究) et al.,
雑誌名 Int J Dev Neurosci (2019.10)
著者名 Konishi H (共同研究) et al.,
雑誌名 Int J Dev Neurosci (2019.10)
皮質脊髄路は脳−脊髄間に多様な回路網をつくり、巧みな動作をコントロールする
論文タイトル Corticospinal circuits from the sensory and motor cortices differentially regulate skilled movements through distinct spinal interneurons.
著者名 Ueno M (特任教授) et al.,
雑誌名 Cell Reports (2018.05)
著者名 Ueno M (特任教授) et al.,
雑誌名 Cell Reports (2018.05)
MARCKSL1は扁桃体のスパイン形成の制御により、視床下部-下垂体-副腎系を介して不安様行動を制御する
論文タイトル MARCKSL1 regulates spine formation in the amygdala and controls the hypothalamic-pituitary-adrenal axis and anxiety-like behaviors.
著者名 Tanaka T (共同研究) et al.,
雑誌名 EBioMedicine (2018.04)
著者名 Tanaka T (共同研究) et al.,
雑誌名 EBioMedicine (2018.04)
巧みな動きを制御する皮質脊髄路-運動ニューロン接続の、種間により異なる制御メカニズム
論文タイトル Control of species-dependent cortico-motoneuronal connections underlying manual dexterity.
著者名 Gu Z (共同研究) et al.,
雑誌名 Science (2017.07)
著者名 Gu Z (共同研究) et al.,
雑誌名 Science (2017.07)
Bax/Bak経路を介した皮質脊髄路の再編は、巧みな動作の発揮に重要である
論文タイトル Skilled movements require non-apoptotic Bax/Bak pathway-mediated corticospinal circuit reorganization.
著者名 Gu Z (共同研究) et al.,
雑誌名 Neuron (2017.05)
著者名 Gu Z (共同研究) et al.,
雑誌名 Neuron (2017.05)
脊髄損傷において脊髄介在ニューロンの活動の遮断は、自律神経過反射による免疫機能の破綻を抑制する
論文タイトル Silencing spinal interneurons inhibits immune suppressive autonomic reflexes caused by spinal cord injury.
著者名 Ueno M (研究員) et al.,
雑誌名 Nat Neurosci (2016.06)
著者名 Ueno M (研究員) et al.,
雑誌名 Nat Neurosci (2016.06)
脳の仕組みと病態を明らかにし、脳の回路を再建することを目指しています。
どういったバックグランドであるかは問われません、さまざまな学部から参加できます。
・脳が働く仕組みに興味がある
・脳の病気を治すための基礎研究に取り組んでみたい
・脳研究の最先端に触れ勉強してみたい
・何か面白いことをしてみたい など
さまざま思いを持った学生の受け皿になります。
いちから何でも教われる環境です。興味があれば、まずはご連絡ください。
・大学教員
・病院医師
・博士研究員
〒951-8585 新潟市中央区旭町通1-757
新潟大学脳研究所 システム脳病態学分野
JR新潟駅万代口より、新潟交通バス萬代橋ラインBRT 「東中通」にて下車(約10分、約10分間隔で運行)
「東中通」バス停より徒歩5分
令和4年度 4月期入学者についての入試情報 (令和3年 9月13日更新)
<<注意>>
新型コロナウイルスの影響により、試験の情報が急に変更になる可能性があります。
【修士課程】
医歯学総合研究科 医科学専攻
<試験日程>
第1次募集:2021年 8月 18日
第2次募集:2021年 12月 8日
第3次募集:2022年 2月 2日
募集定員に達した場合、第2次募集、第3次募集を実施しないこともあります.
<入試科目>
・外国語 (英語)
・面接
※英語試験は辞書の持ち込み可.
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【博士課程】
医歯学総合研究科 医学系専攻
<試験日程>
第1次募集:2021年 8月 18日
第2次募集:2021年 12月 8日
第3次募集:2022年 2月 2日
<入試科目>
・外国語 (英語)
・専門科目 (面接)
※英語試験は辞書の持ち込み可.
※専門科目は筆記, 口述, 筆記及び口述のいずれかになります.
研究室概要
<メンバー構成>
上野 将紀 教授
佐藤 時春 助教
宮下 聡 助教
中村 由香 助手
実験補佐員 1名
博士学生 2名
学部生 1名
<研究室URL>
http://www.bri.niigata-u.ac.jp/~system_neurodis/ueno/home.html
<大学院情報>
新潟大学 医学研究科
脳研究所 大学院情報ページ