(2020年新設)免疫学分野:常世田研究室
鳥取県 鳥取大学 医学系研究科(募集区分:修士、博士)
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免疫記憶を制御し免疫疾患を完治させる
研究の将来性
感染症、癌、自己免疫疾患、アレルギー疾患を完治させる
研究のここが面白い!
視点を変えると新しいことが見えてきます。
生体内で起こる細胞劇を一緒に明らかにしていきましょう。
常世田研のアピールポイント!
他分野の方も歓迎します
臨床研究にも関与できます
興味を持つ研究ができます
基礎医学の研究者を目指せます
丁寧に指導します
免疫学は身体全体で起こる現象です。バランスが少し崩れるだけで、感染症や癌、自己免疫疾患、アレルギー疾患などの病気を引き起こします。これらの病気は、我々が完治できずにいる病気のほとんどなのかもしれません。これらの4つの疾患の共通点は、免疫記憶です。機能的な記憶細胞を誘導できれば、感染症や癌を防いだり治したりすることができます。自己免疫疾患やアレルギー疾患は、自己やアレルゲンに反応する記憶細胞が誘導されてしまうために、完治できません。その記憶細胞を除去できれば、完治させることができます。
当研究室は、感染症や癌、自己免疫疾患、アレルギー疾患を各々担当する4チームに分かれております。発症原因や寛解機構、完治方法など、各チームによって、様々なアプローチで、病気に立ち向かっています。皆さんは、興味のある疾患を解明するチームに所属することになりますが、実際は各疾患に関わる細胞集団は類似しており、複数の疾患に関わっている学生も多くいます。1つの研究室で、これら複数の免疫疾患を研究することで、更なる新しいことが見えてきています。
常世田研究室の主な研究成果
当研究室は、感染症や癌、自己免疫疾患、アレルギー疾患を各々担当する4チームに分かれております。発症原因や寛解機構、完治方法など、各チームによって、様々なアプローチで、病気に立ち向かっています。皆さんは、興味のある疾患を解明するチームに所属することになりますが、実際は各疾患に関わる細胞集団は類似しており、複数の疾患に関わっている学生も多くいます。1つの研究室で、これら複数の免疫疾患を研究することで、更なる新しいことが見えてきています。
常世田研究室の主な研究成果
サルモネラはSiiE分子を分泌し記憶IgG分泌プラズマ細胞を除去することで宿主の液性免疫を回避している
論文タイトル Salmonella SiiE prevents an efficient humoral immune memory by interfering with IgG+ plasma cell persistence in the bone marrow.
著者名 Männe C (大学院生) et al.,
雑誌名 Proc Natl Acad Sci USA (2019.04)
著者名 Männe C (大学院生) et al.,
雑誌名 Proc Natl Acad Sci USA (2019.04)
記憶ヘルパーT細胞は骨髄で維持される
論文タイトル Professional memory CD4+ T lymphocytes preferentially reside and rest in the bone marrow.
著者名 Tokoyoda K (ポスドク) et al.,
雑誌名 Immunity (2009.05)
著者名 Tokoyoda K (ポスドク) et al.,
雑誌名 Immunity (2009.05)
骨髄内のB細胞分化を制御するニッチの同定
論文タイトル Cellular niches controlling B lymphocyte behavior within bone marrow during development.
著者名 Tokoyoda K (助手) et al.,
雑誌名 Immunity (2004.06)
著者名 Tokoyoda K (助手) et al.,
雑誌名 Immunity (2004.06)
2021年に発表された論文
2020年以前に発表された主要論文
記憶ヘルパーT細胞維持の多様性
論文タイトル Homeostasis and Durability of T-Cell Memory-The Resting and the Restless T-Cell Memory.
著者名 Radbruch A (共同研究) et al.,
雑誌名 Cold Spring Harb Perspect Biol (2021.07)
著者名 Radbruch A (共同研究) et al.,
雑誌名 Cold Spring Harb Perspect Biol (2021.07)
記憶ヘルパーT細胞形成の多様性
論文タイトル Multiple developmental pathways lead to the generation of CD4 T-cell memory.
著者名 Hojyo S (ポスドク) et al.,
雑誌名 Int Immunol (2020)
著者名 Hojyo S (ポスドク) et al.,
雑誌名 Int Immunol (2020)
サルモネラと液性免疫の戦い
記憶ヘルパーT細胞は過剰な細胞分裂後に形成される
論文タイトル Enhanced Cell Division Is Required for the Generation of Memory CD4 T Cells to Migrate Into Their Proper Location.
著者名 Sarkander J (大学院生) et al.,
雑誌名 Front Immunol (2020.01)
著者名 Sarkander J (大学院生) et al.,
雑誌名 Front Immunol (2020.01)
自己免疫疾患における病原性記憶プラズマ細胞
論文タイトル Pathogenic memory plasma cells in autoimmunity
著者名 Chang HD (共同研究) et al.,
雑誌名 Curr Opin Immunol (2019.12)
著者名 Chang HD (共同研究) et al.,
雑誌名 Curr Opin Immunol (2019.12)
サルモネラはSiiE分子を分泌し記憶IgG分泌プラズマ細胞を除去することで宿主の液性免疫を回避している
論文タイトル Salmonella SiiE prevents an efficient humoral immune memory by interfering with IgG+ plasma cell persistence in the bone marrow.
著者名 Männe C (大学院生) et al.,
雑誌名 Proc Natl Acad Sci USA (2019.04)
著者名 Männe C (大学院生) et al.,
雑誌名 Proc Natl Acad Sci USA (2019.04)
骨髄における記憶細胞
論文タイトル Immunological memories of the bone marrow.
著者名 Chang HD (共同研究) et al.,
雑誌名 Immunol Rev (2018.05)
著者名 Chang HD (共同研究) et al.,
雑誌名 Immunol Rev (2018.05)
骨髄記憶ヘルパーT細胞の再活性化機構
論文タイトル Nonfollicular reactivation of bone marrow resident memory CD4 T cells in immune clusters of the bone marrow.
著者名 Siracusa F (大学院生) et al.,
雑誌名 Proc Natl Acad Sci USA (2018.02)
著者名 Siracusa F (大学院生) et al.,
雑誌名 Proc Natl Acad Sci USA (2018.02)
記憶キラーT細胞の維持機構
論文タイトル Maintenance of CD8+ memory T lymphocytes in the spleen but not in the bone marrow is dependent on proliferation.
著者名 Siracusa F (大学院生) et al.,
雑誌名 Eur J Immunol (2017.11)
著者名 Siracusa F (大学院生) et al.,
雑誌名 Eur J Immunol (2017.11)
Myl9/12分子はCD69の機能的リガンドである
論文タイトル Myosin light chains 9 and 12 are functional ligands for CD69 that regulate airway inflammation.
著者名 Hayashizaki K (大学院生) et al.,
雑誌名 Sci Immunol (2016.09)
著者名 Hayashizaki K (大学院生) et al.,
雑誌名 Sci Immunol (2016.09)
ワクチンは記憶細胞形成のためのものである
論文タイトル Vaccination to gain humoral immune memory.
著者名 Sarkander J (大学院生) et al.,
雑誌名 Clin Transl Immunology (2016.12)
著者名 Sarkander J (大学院生) et al.,
雑誌名 Clin Transl Immunology (2016.12)
B細胞は記憶ヘルパーT細胞形成を阻害する
論文タイトル B Cells Negatively Regulate the Establishment of CD49b(+)T-bet(+) Resting Memory T Helper Cells in the Bone Marrow.
著者名 Hojyo S (ポスドク) et al.,
雑誌名 Front Immunol (2016.02)
著者名 Hojyo S (ポスドク) et al.,
雑誌名 Front Immunol (2016.02)
私たちと一緒に多くの病気をなくしていきませんか?基礎を大切にしながら、かつ臨床につながる研究をしています。また免疫学は範囲が広く、生体レベルから、細胞レベル、分子レベルまであらゆる研究が必要になります。ここではすべてを学ぶことができます。
当研究室は2020年4月に新しく作られた研究室で、現在最適な環境が整いました。10年以上のドイツでの研究経験と、25年以上の免疫学研究の経験を、皆さんと共有しながら、基礎医学や生命科学の研究者を育成したいと思っています。
一緒に研究ができる修士課程や博士課程の学生を募集中です!
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〒683-8503 鳥取県米子市西町86 鳥取大学医学部生命科学科 免疫学教室
令和4年度 4月期入学者についての入試情報 (令和3年 9月9日更新)
<<注意>>
新型コロナウイルスの影響により、試験の情報が急に変更になる可能性があります。
【修士課程】博士課程前期
医学研究科 医科学専攻
<試験日程>
第1回: 2021年 8月 7日
第2回: 2021年 12月11日
<入試科目>
・英語試験
・専門科目
・面接
※英語試験は辞書の持ち込み可
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【博士課程】博士課程後期
医学研究科 医科学専攻
<試験日程>
第1回: 2021年 8月 7日
第2回: 2021年 12月11日
<入試科目>
・英語試験
・面接
※英語試験は辞書の持ち込み可
研究室概要
<メンバー構成>
常世田 好司 教授
吉野 三也 准教授
村田 暁彦 助教
博士学生 1名
修士学生 3名
学部生 6名
<研究室URL>
https://www.med.tottori-u.ac.jp/immunol/
<大学院情報>
鳥取大学 大学院医学系研究科