(2019年新設) ウイルス学分野:神谷研究室 (生体防御学講座)
群馬県 群馬大学 医学系研究科(募集区分:修士、博士)
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コロナウイルスの複製と病原性の解析
研究の将来性
ウイルスと宿主の間で起こる現象の理解を通じて、既知および将来発生し得る感染症のコントロールに貢献する
研究のここが面白い!
ウイルスを自らの手で創り出し、未知の領域に挑む
神谷研のアピールポイント!
ウイルスの人工合成
多岐にわたる実験技術を習得できる
BSL3施設
話しやすい雰囲気
きれいで新しい充実したラボ設備
プライベートも〇
研究・学生生活への手厚いサポート
異分野・初心者歓迎!
日本百名山のふもとのキャンパス
私たちの研究室はヒトのコロナウイルスを始めとし、各動物種のコロナウイルスも対象としてウイルスの複製機構や病原性を明らかにし、既知のコロナウイルス感染症の病態解明、治療・創薬への貢献、および将来発生する未知のコロナウイルス感染症の制御に貢献することを目指しています。
人に感染するコロナウイルスは、一般的な風邪の原因ウイルスとして知られていました。しかし近年になって重症呼吸器症候群(SARS,2002)、中東呼吸器症候群(MERS,2012)、そして新型コロナウイルス感染症(COVID-19,2019)といった大きな健康被害、社会・経済的損害を引き起こすウイルスが相次いで出現しています。
これらのウイルスは動物のコロナウイルスが由来と言われています。このような動物由来の未知の感染症の流行は今後も起こり続けると考えられます。
私たちは主にReverse Genetics(遺伝子を操作し、人為的に変異を組込んだ人工ウイルスを作製する方法)を用いて細胞、生体におけるウイルスの複製や病原性の発現等を再現し、多方面の分野からアプローチを行うことでウイルスの複製や病原性の発現に非常に重要な非構造タンパク質の機能の解明を試みています。
神谷研究室の主な研究成果
人に感染するコロナウイルスは、一般的な風邪の原因ウイルスとして知られていました。しかし近年になって重症呼吸器症候群(SARS,2002)、中東呼吸器症候群(MERS,2012)、そして新型コロナウイルス感染症(COVID-19,2019)といった大きな健康被害、社会・経済的損害を引き起こすウイルスが相次いで出現しています。
これらのウイルスは動物のコロナウイルスが由来と言われています。このような動物由来の未知の感染症の流行は今後も起こり続けると考えられます。
私たちは主にReverse Genetics(遺伝子を操作し、人為的に変異を組込んだ人工ウイルスを作製する方法)を用いて細胞、生体におけるウイルスの複製や病原性の発現等を再現し、多方面の分野からアプローチを行うことでウイルスの複製や病原性の発現に非常に重要な非構造タンパク質の機能の解明を試みています。
神谷研究室の主な研究成果
I型ネココロナウイルスC3663株のcDNAクローンの樹立
論文タイトル Establishment of a Virulent Full-Length cDNA Clone for Type I Feline Coronavirus Strain C3663.
著者名 Y. Terada (特任准教授) et al.,
雑誌名 Journal of Virology (2019)
著者名 Y. Terada (特任准教授) et al.,
雑誌名 Journal of Virology (2019)
MERSコロナウイルス nsp1 はウイルスRNAとの結合を介して複製に寄与する
論文タイトル MERS coronavirus nsp1 participates in an efficient propagation through a specific interaction with viral RNA.
著者名 Y. Terada (特任准教授) et al.,
雑誌名 Virology (2017)
著者名 Y. Terada (特任准教授) et al.,
雑誌名 Virology (2017)
SARSコロナウイルスnsp1による宿主蛋白阻害機構
論文タイトル A two-pronged strategy to suppress host protein synthesis by SARS coronavirus Nsp1 protein.
著者名 W. Kamitani (ポスドク) et al.,
雑誌名 Nat Struct Mol Biol (2009)
著者名 W. Kamitani (ポスドク) et al.,
雑誌名 Nat Struct Mol Biol (2009)
2022年に発表された論文
2021年以前に発表された主要論文
トロウイルスの遺伝子操作系を確立した
論文タイトル Reverse Genetics with a Full-Length Infectious cDNA Clone of Bovine Torovirus.
著者名 Ujike M (共同研究) et al.,
雑誌名 J Virol (2022)
著者名 Ujike M (共同研究) et al.,
雑誌名 J Virol (2022)
SARS-CoV-2のプロテアーゼ阻害剤の効果を明らかにした
論文タイトル 3CL Protease Inhibitors with an Electrophilic Arylketone Moiety as Anti-SARS-CoV-2 Agents.
著者名 Konno S (共同研究) et al.,
雑誌名 J Med Chem (2022)
著者名 Konno S (共同研究) et al.,
雑誌名 J Med Chem (2022)
SARS-CoV-2の治療薬候補としてB38-CAPの効果を明らかにした
論文タイトル ACE2-like carboxypeptidase B38-CAP protects from SARS-CoV-2-induced lung injury.
著者名 Yamaguchi T (共同研究) et al.,
雑誌名 Nat Commun (2021)
著者名 Yamaguchi T (共同研究) et al.,
雑誌名 Nat Commun (2021)
霊長類におけるSARS-CoV-2の感染実験をおこない病原性を詳細に解析した
論文タイトル COVID-19 cynomolgus macaque model reflecting human COVID-19 pathological conditions.
著者名 Urano E (共同研究) et al.,
雑誌名 Proc Natl Acad Sci USA (2021)
著者名 Urano E (共同研究) et al.,
雑誌名 Proc Natl Acad Sci USA (2021)
SARS-CoV-2の新しい組換えウイルス作出方法を報告した
論文タイトル Establishment of a reverse genetics system for SARS-CoV-2 using circular polymerase extension reaction.
著者名 Torii S (共同研究) et al.,
雑誌名 Cell Rep (2021)
著者名 Torii S (共同研究) et al.,
雑誌名 Cell Rep (2021)
SARS-CoV-2に対するシクレソニドの効果を解析した
論文タイトル The Inhaled Steroid Ciclesonide Blocks SARS-CoV-2 RNA Replication by Targeting the Viral Replication-Transcription Complex in Cultured Cells.
著者名 Matsuyama S (共同研究) et al.,
雑誌名 J Virol (2020)
著者名 Matsuyama S (共同研究) et al.,
雑誌名 J Virol (2020)
ネココロナウイルスの遺伝子操作系を確立した
論文タイトル Establishment of a Virulent Full-Length cDNA Clone for Type I Feline Coronavirus Strain C3663.
著者名 Terada Y (ポスドク) et al.,
雑誌名 J Virol (2019)
著者名 Terada Y (ポスドク) et al.,
雑誌名 J Virol (2019)
MERSコロナウイルスの血清学的調査に関する研究
論文タイトル Middle East Respiratory Syndrome Coronavirus in Dromedaries in Ethiopia Is Antigenically Different From the Middle East Isolate EMC.
著者名 Shirato K (共同研究) et al.,
雑誌名 Front Microbiol (2019)
著者名 Shirato K (共同研究) et al.,
雑誌名 Front Microbiol (2019)
ブタコロナウイルスの遺伝子操作系を確立した
論文タイトル S1 Subunit of Spike Protein from a Current Highly Virulent Porcine Epidemic Diarrhea Virus Is an Important Determinant of Virulence in Piglets.
著者名 Suzuki T (共同研究) et al.,
雑誌名 Viruses (2018)
著者名 Suzuki T (共同研究) et al.,
雑誌名 Viruses (2018)
MERSコロナウイルスのnsp1の複製における役割を明らかにした
論文タイトル MERS coronavirus nsp1 participates in an efficient propagation through a specific interaction with viral RNA.
著者名 Terada Y (共同研究) et al.,
雑誌名 Virology (2017)
著者名 Terada Y (共同研究) et al.,
雑誌名 Virology (2017)
SARSコロナウイルスの複製複合体に関わる分子機構を明らかにした
論文タイトル Two-amino acids change in the nsp4 of SARS coronavirus abolishes viral replication.
著者名 Sakai Y (ポスドク) et al.,
雑誌名 Virology (2017)
著者名 Sakai Y (ポスドク) et al.,
雑誌名 Virology (2017)
SARSコロナウイルスnsp1の複製に関わる機構を明らかにした
論文タイトル Severe acute respiratory syndrome coronavirus nsp1 facilitates efficient propagation in cells through a specific translational shutoff of host mRNA.
著者名 Tanaka T (ポスドク) et al.,
雑誌名 J Virol (2012)
著者名 Tanaka T (ポスドク) et al.,
雑誌名 J Virol (2012)
SARSコロナウイルスnsp1の複製に関わる機構を明らかにした
論文タイトル A two-pronged strategy to suppress host protein synthesis by SARS coronavirus Nsp1 protein.
著者名 Kamitani W (ポスドク) et al.,
雑誌名 Nat Struct Mol Biol (2009)
著者名 Kamitani W (ポスドク) et al.,
雑誌名 Nat Struct Mol Biol (2009)
コロナウイルスは2019年に世界的なパンデミックを引き起こし有名になりましたが、それ以前から様々なコロナウイルスが人、動物に存在しています。
興味深いことに、コロナウイルスはウイルス種により種特異性も病原性もまるで異なります。
このとても奥深く面白いウイルスを一緒に研究をしてみませんか?
専門分野、経験、経歴などは問いません。
ウイルスを触ったことがなくても一からしっかりサポートします。
私たちの研究室は自前のバイオセーフティーレベル3の実験施設を備え、細胞から生体レベルまで一連の感染実験を行うことができる数少ない研究室です。
変異などを自由にデザインしたウイルスを人工的に作製し解析することを得意とする他、次世代シークエンスなど最新の実験手法も積極的に取り入れるなど様々なアプローチを行っておりやってみたいことが実現できる環境をつくっています。
学振や次世代次世代研究者挑戦的研究プログラムなど研究や生活面についても積極的にサポートいたします。
興味を持った方はぜひお気軽にご連絡、ご相談ください。
見学も歓迎しております。
興味深いことに、コロナウイルスはウイルス種により種特異性も病原性もまるで異なります。
このとても奥深く面白いウイルスを一緒に研究をしてみませんか?
専門分野、経験、経歴などは問いません。
ウイルスを触ったことがなくても一からしっかりサポートします。
私たちの研究室は自前のバイオセーフティーレベル3の実験施設を備え、細胞から生体レベルまで一連の感染実験を行うことができる数少ない研究室です。
変異などを自由にデザインしたウイルスを人工的に作製し解析することを得意とする他、次世代シークエンスなど最新の実験手法も積極的に取り入れるなど様々なアプローチを行っておりやってみたいことが実現できる環境をつくっています。
学振や次世代次世代研究者挑戦的研究プログラムなど研究や生活面についても積極的にサポートいたします。
興味を持った方はぜひお気軽にご連絡、ご相談ください。
見学も歓迎しております。
・国立大学助教
・海外ポスドク
・製薬企業
〒371-8511 群馬県前橋市昭和町3-39-22
群馬大学医学系研究科 生体防御学
令和4年度 4月期入学者についての入試情報 (令和4年 5月26日更新)
令和5年度 4月期入学者のデータは詳細が判明し次第、更新いたします。
<<注意>>
新型コロナウイルスの影響により、試験の情報が急に変更になる可能性があります。
【修士課程】
<試験日程>
第1次募集:2021年9月5日
第2次募集:2022年2月6日
<入試科目>
・外国語 (英語)
・口頭試問 (志望専攻分野)
※英語試験はTOEIC-IPテストを大学で実施.
※英語試験は外部スコアの提出で代用可能 (TOEFL-ITP, TOEFL-iBT, TOEIC, TOEIC-IP (オンラインは除く), IELTS)
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【博士課程】
<試験日程>
第1次募集:2021年9月5日
第2次募集:2022年2月6日
<入試科目>
・外国語 (英語)
・口頭試問
※英語試験は外部スコアの提出で代用可能 (TOEFL-ITP, TOEFL-iBT, TOEIC, TOEIC-IP (群馬大での実施のみ), IELTS)
研究室概要
<メンバー構成>
神谷 亘 教授
清水 健太 講師
高橋 龍樹 助教
実験補佐員 2名
事務員 1名
博士学生 1名
修士学生 1名
<研究室URL>
http://kamitanilab.mars.bindcloud.jp/
<大学院情報>
群馬大学 大学院医学系研究科