病態生理学分野:今井研究室
愛媛県 愛媛大学 医学系研究科(募集区分:博士)
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運動器を中心に疾患メカニズム解明の研究をしています
研究の将来性
疾患の治療標的分子やマーカー分子の発見、治療法開発につながります
研究のここが面白い!
なぜ疾患には性差があるのだろう?そもそも性差って?などの生物としての基本的なことから、病気のメカニズムを明らかにすることなど、「?」を「!」にできるところが面白い
今井研のアピールポイント!
多様な分野出身者がいます
卒業生が活躍しています
学振などの申請もサポートします
初心者でも歓迎します
丁寧に指導します
学生の成長を重視しています
私たちの研究室では、マウスジェネティクスを駆使し、疾患モデルの作成とともに様々な遺伝子を組織特異的に改変し、生体内での時間的・空間的な遺伝子の働きを理解する事により、様々な疾患病態生理を理解する事を目的として研究を実施しています。一方で、特定の遺伝子のみならず、病態におけるゲノムワイドなクロマチン解析は、全ゲノムレベルでの標的遺伝子の探索や遺伝子発現制御機構の解明に繋がると考えられ、多様な疾患に対する新規治療法の開発を目指しています。
今井研究室の主な研究成果
Uhrf1は関節リウマチ病態を抑制する
論文タイトル Epigenetic regulator UHRF1 suppressively orchestrates pro-inflammatory gene expression in rheumatoid arthritis.
著者名 Saeki N (講師) et al.,
雑誌名 J Clin Invest (2022.04)
プレスリリースはこちら(日本語)
GPRC5Aは前立腺がんの細胞周期を制御し骨転移と相関する
論文タイトル GPRC5A facilitates cell proliferation through cell cycle regulation and correlates with bone metastasis in prostate cancer.
著者名 Sawada Y (大学院生) et al.,
雑誌名 Int J Cancer (2019.07)
プレスリリースはこちら(日本語)
Uhrf1は特異的な遺伝子発現により軟骨細胞の分化を制御し正常な四肢の成長に不可欠である
論文タイトル Uhrf1 is indispensable for normal limb growth by regulating chondrocyte differentiation through specific gene expression.
著者名 Yamashita M (大学院生) et al.,
雑誌名 Development. (2018.01)
2022年に発表された論文
2021年に発表された論文
2020年以前に発表された主要論文
Uhrf1は関節リウマチ病態を統合的に抑制する
論文タイトル Epigenetic regulator UHRF1 suppressively orchestrates pro-inflammatory gene expression in rheumatoid arthritis.
著者名 Saeki N (講師) et al.,
雑誌名 J Clin Invest Online ahead of print.(2022)
著者名 Saeki N (講師) et al.,
雑誌名 J Clin Invest Online ahead of print.(2022)
Uhrf1は筋衛星細胞の増殖と分化を制御する
論文タイトル Uhrf1 governs the proliferation and differentiation of muscle satellite cells.
著者名 Sakai H (講師) et al.,
雑誌名 iScience (2022)
著者名 Sakai H (講師) et al.,
雑誌名 iScience (2022)
周皮細胞におけるヘッジホッグシグナルの異常活性化による新規軟部腫瘍モデル
論文タイトル Novel animal model of soft tissue tumor due to aberrant hedgehog signaling activation in pericyte lineage.
著者名 Haraguchi R (共同研究) et al.,
雑誌名 Cell Tissue Res (2022)
著者名 Haraguchi R (共同研究) et al.,
雑誌名 Cell Tissue Res (2022)
ヒストン脱メチル化酵素Utxは骨芽細胞から骨細胞への分化を制御する
論文タイトル Histone H3K27 demethylase, Utx, regulates osteoblast-to-osteocyte differentiation.
著者名 Xia Y (大学院生) et al.,
雑誌名 Biochem Biophys Res Commun (2022)
著者名 Xia Y (大学院生) et al.,
雑誌名 Biochem Biophys Res Commun (2022)
マウスの骨再生におけるH型血管の血管新生にはマクロファージが必要である
論文タイトル Macrophages are requisite for angiogenesis of type H vessels during bone regeneration in mice.
著者名 Kohara Y (共同研究) et al.,
雑誌名 Bone (2022)
著者名 Kohara Y (共同研究) et al.,
雑誌名 Bone (2022)
成熟骨芽細胞におけるエストロゲン受容体αは骨再生後期を制御する
論文タイトル Estrogen receptor α in mature osteoblasts regulates the late stage of bone regeneration.
著者名 Ikedo A (ポスドク) et al.,
雑誌名 Biochem Biophys Res Commun (2021.06)
著者名 Ikedo A (ポスドク) et al.,
雑誌名 Biochem Biophys Res Commun (2021.06)
筋線維アンドロゲン受容体は骨格筋スプライシングバリアントMylk4を介し筋力を増加させる
論文タイトル Myofiber androgen receptor increases muscle strength mediated by a skeletal muscle splicing variant of Mylk4.
著者名 Sakakibara I (助教) et al.,
雑誌名 iScience (2021.03)
著者名 Sakakibara I (助教) et al.,
雑誌名 iScience (2021.03)
ゾレドロン酸とリコンビナントヒト骨形成タンパク質-2の局所同時投与による骨髄環境下での骨形成の誘導と維持効果
論文タイトル Topical co-administration of zoledronate with recombinant human bone morphogenetic protein-2 can induce and maintain bone formation in the bone marrow environment.
著者名 Ueyama H (共同研究) et al.,
雑誌名 BMC Musculoskelet Disord (2021.01)
著者名 Ueyama H (共同研究) et al.,
雑誌名 BMC Musculoskelet Disord (2021.01)
筋衛星細胞におけるDNA維持メチル化酵素Dnmt1は筋再生に必須である
論文タイトル DNA maintenance methylation enzyme Dnmt1 in satellite cells is essential for muscle regeneration.
著者名 Iio H (大学院生) et al.,
雑誌名 Biochem Biophys Res Commun (2021.01)
著者名 Iio H (大学院生) et al.,
雑誌名 Biochem Biophys Res Commun (2021.01)
ポリアミン経路とアンドロゲン受容体リガンドによる筋同化作用の関連性
論文タイトル Polyamine pathway is associated with muscle anabolic effects by androgen receptor ligand.
著者名 Kanou M (大学院生) et al.,
雑誌名 JCSM Rapid Commun (2021.01)
著者名 Kanou M (大学院生) et al.,
雑誌名 JCSM Rapid Commun (2021.01)
滑膜線維芽細胞による炎症条件下での滑膜マクロファージ代謝のリプログラミング
論文タイトル Reprogramming of synovial macrophage metabolism by synovial fibroblasts under inflammatory conditions.
著者名 Saeki N (助教) et al.,
雑誌名 Cell Commun Signal (2020.11)
著者名 Saeki N (助教) et al.,
雑誌名 Cell Commun Signal (2020.11)
エストロゲン受容体βは若い雌マウスの筋肉の成長と再生を制御する
論文タイトル Estrogen receptor β controls muscle growth and regeneration in young female mice.
著者名 Seko D (共同研究) et al.,
雑誌名 Stem Cell Reports (2020.09)
著者名 Seko D (共同研究) et al.,
雑誌名 Stem Cell Reports (2020.09)
筋衛星細胞のアンドロゲン受容体は筋再生に必須ではない
論文タイトル Androgen receptor in satellite cells is not essential for muscle regenerations
著者名 Sakai H (助教) et al.,
雑誌名 Experimental Results (2020.03)
著者名 Sakai H (助教) et al.,
雑誌名 Experimental Results (2020.03)
GPRC5Aは前立腺がんの細胞周期を制御し骨転移と相関する
論文タイトル GPRC5A facilitates cell proliferation through cell cycle regulation and correlates with bone metastasis in prostate cancer.
著者名 Sawada Y (大学院生) et al.,
雑誌名 Int J Cancer (2020.03)
著者名 Sawada Y (大学院生) et al.,
雑誌名 Int J Cancer (2020.03)
E3ユビキチンリガーゼMIB2は、脱ユビキチン化酵素CYLDを分解することにより、炎症を促進させる
論文タイトル The E3 ubiquitin ligase MIB2 enhances inflammation by degrading the deubiquitinating enzyme CYLD.
著者名 Uematsu A (共同研究) et al.,
雑誌名 J Biol Chem (2019.09)
著者名 Uematsu A (共同研究) et al.,
雑誌名 J Biol Chem (2019.09)
Zscan10はHaptoglobinの発現を制御することにより破骨細胞の分化を抑制する
論文タイトル Zscan10 suppresses osteoclast differentiation by regulating expression of Haptoglobin.
著者名 Yanagihara Y (大学院生) et al.,
雑誌名 Bone (2019.05)
著者名 Yanagihara Y (大学院生) et al.,
雑誌名 Bone (2019.05)
2型糖尿病ラットの骨密度および骨質に対するレジスタンストレーニングの効果について
論文タイトル The effects of resistance training on bone mineral density and bone quality in type 2 diabetic rats.
著者名 Ikedo A (ポスドク) et al.,
雑誌名 Physiol Rep (2019.03)
著者名 Ikedo A (ポスドク) et al.,
雑誌名 Physiol Rep (2019.03)
腫瘍抑制因子メニンはmTORC1依存性の代謝活性化を標的としてエフェクターCD8 T細胞の機能不全を予防する
論文タイトル The tumor suppressor menin prevents effector CD8 T-cell dysfunction by targeting mTORC1-dependent metabolic activation.
著者名 Suzuki J (共同研究) et al.,
雑誌名 Nat Commun (2018.08)
著者名 Suzuki J (共同研究) et al.,
雑誌名 Nat Commun (2018.08)
Uhrf1は特異的な遺伝子発現により軟骨細胞の分化を制御し正常な四肢の成長に不可欠である
論文タイトル Uhrf1 is indispensable for normal limb growth by regulating chondrocyte differentiation through specific gene expression.
著者名 Yamashita M (大学院生) et al.,
雑誌名 Development (2018.01)
著者名 Yamashita M (大学院生) et al.,
雑誌名 Development (2018.01)
HIVの共受容体CCR5は破骨細胞機能を制御する
論文タイトル The HIV co-receptor CCR5 regulates osteoclast function.
著者名 Lee JW (共同研究) et al.,
雑誌名 Nat Commun (2017.12)
著者名 Lee JW (共同研究) et al.,
雑誌名 Nat Commun (2017.12)
特発性大腿骨頭壊死症のゲノムワイド相関解析研究
論文タイトル Genome-wide Association Study of Idiopathic Osteonecrosis of the Femoral Head.
著者名 Sakamoto Y (共同研究) et al.,
雑誌名 Sci Rep (2017.11)
著者名 Sakamoto Y (共同研究) et al.,
雑誌名 Sci Rep (2017.11)
CUL3-SPOP-DAXX軸は血管内皮細胞におけるVEGFR2発現の新規制御因子である
論文タイトル The CUL3-SPOP-DAXX axis is a novel regulator of VEGFR2 expression in vascular endothelial cells.
著者名 Sakaue T (共同研究) et al.,
雑誌名 Sci Rep (2017.02)
著者名 Sakaue T (共同研究) et al.,
雑誌名 Sci Rep (2017.02)
超高齢社会を迎えた先進諸国では、健康長寿の獲得が急務です。我が国はその最先端と言っても過言ではありません。要支援となってしまう最大の原因は関節痛や骨折、転倒などの運動器疾患です。
健康長寿社会の実現のためには、骨や筋肉、関節などの運動器疾患の様々な病態生理の詳細な分子基盤の解明に基づく疾患治療の進展が必要です。骨粗鬆症は閉経後女性に多い、骨格筋減少症は女性や高齢男性に多いなど、運動器の疾患には性差があります。性差のメカニズムを明らかにすることで、疾患メカニズムの解明にもつながると考えています。
当研究室では、愛媛大学大学院医学系研究科博士課程の大学院に所属して研究を行う事ができます。
サイエンスの楽しさを共有できる仲間を常に募集しております!
健康長寿社会の実現のためには、骨や筋肉、関節などの運動器疾患の様々な病態生理の詳細な分子基盤の解明に基づく疾患治療の進展が必要です。骨粗鬆症は閉経後女性に多い、骨格筋減少症は女性や高齢男性に多いなど、運動器の疾患には性差があります。性差のメカニズムを明らかにすることで、疾患メカニズムの解明にもつながると考えています。
当研究室では、愛媛大学大学院医学系研究科博士課程の大学院に所属して研究を行う事ができます。
サイエンスの楽しさを共有できる仲間を常に募集しております!
・病院医師
・大学職員
・製薬企業
〒791-0295
愛媛県東温市志津川454
愛媛大学大学院医学系研究科 病態生理学講座
令和4年度 4月期入学者についての入試情報
<<注意>>
新型コロナウイルスの影響により、試験の情報が急に変更になる可能性があります。
【修士課程】
ありません。
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【博士課程】
医学系研究科医学専攻
<入試日程>
2022年 2月 9日
<試験科目>
・口述試験 (面接)
・外国語科目 (英語)
※辞書の持ち込み可. 電子辞書等は不可.
研究室概要
<メンバー構成>
今井 祐記 教授
酒井 大史 特任講師
佐伯 法学 特任講師(兼任)
柳原 裕太 特任助教
実験補佐員 1名
事務員 1名
博士研究員 1名
博士学生 8名
学部生 3名
<研究室URL>
https://www.m.ehime-u.ac.jp/school/imailab/
<大学院情報>
愛媛大学 医学系研究科
愛媛大学 医学系研究科 博士課程入試情報