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分子発生生物学分野：小林 (麻) 研究室

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分子発生生物学分野：小林 (麻) 研究室

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ラボのメインテーマ

健康寿命と抗酸化食品・乳酸菌、及び、発生とエピジェネティクス制御

研究の将来性

健康増進に関わる新しい生体機構の発見とその応用を目指している。エピジェネティクス制御解明を切り口に動物生命現象の謎も明らかにしたい。

研究のここが面白い！

動物個体の面白い現象を見つけて、遺伝子レベルで明らかにすること。さらに、その動物に環境変化を与えて、何がどう変わったかを追いかけること。

小林 (麻)研のアピールポイント！

筆頭論文を複数出す院生多しこじんまりとしてアットホーム分子から個体まで扱える学振研究員の採択多数博士院生支援の大型助成ありサイエンスビジュアルも教育

目標：発生生物学（受精から死までに起こる生命現象）におけるさまざまな謎を遺伝子レベルで解くことを目指しています。加えて、明らかにしたことを活用して、医学に何らかの貢献ができればと考えています。

特徴：遺伝子発現に着目すること、遺伝学（遺伝子破壊・遺伝子ノックイン・トランスジェニック）を使うこと、薬剤応答を見ること

具体的テーマ：
・抗酸化食品及び乳酸菌と健康寿命延伸
・酸化ストレスや細胞ストレスに対する生体防御機構
・造血幹細胞や消化器系臓器の発生機構
・動物行動とエピジェネティクス制御
・先天性ヒト疾患モデル

小林 (麻) 研究室の主な研究成果

Nrf2の活性化はホスホマンノムターゼ2遺伝子変異で誘導された小胞体ストレスを緩和する

論文タイトル          Nrf2 activation attenuates genetic endoplasmic reticulum stress induced by a mutation in the phosphomannomutase 2 gene in zebrafish.
著者名                   Mukaigasa K (博士修了生), Tsujita T (元ポスドク), Nguyen VT (博士３年), Li L (博士修了生) et al.,
雑誌名                   Proc. Natl. Acad. Sci. USA (2018.03)
プレスリリースはこちら（日本語）

LSD1/KDM1AはEtv2抑制を介してヘマンジオブラストから血球細胞への運命化を促進する

論文タイトル          LSD1/KDM1A promotes hematopoietic commitment of hemangioblasts through downregulation of Etv2.
著者名                   Takeuchi M (博士修了生) et al.,
雑誌名                   Proc. Natl. Acad. Sci. USA (2015.11)
プレスリリースはこちら（日本語）

抗酸化ストレスにおけるNrf2の進化的保存された役割の遺伝学的実証

論文タイトル          Genetic evidence of an evolutionarily conserved role for Nrf2 in the protection against oxidative stress.
著者名                   Mukaigasa M (博士４年) et al.,
雑誌名                   Mol. Cell. Biol (2012.11)

著者名に ※ がついている場合、学生が筆頭著者の論文ですが発表時は卒業されています。

2021年に発表された論文

先天性ヒト疾患の研究成果

論文タイトル          Pathogenic variants in the SMN complex gene GEMIN5 cause cerebellar atrophy.
著者名                   Saida K (共同研究) et al.,
雑誌名                   Clin. Genet. (2021)

ダイオキシン毒性の研究成果

論文タイトル          Oxidative stress inducers potentiate 2,3,7,8-tetrachlorodibenzo-p-dioxin-mediated pre-cardiac edema in larval zebrafish.
著者名                   Tanaka K (共同研究) et al.,
雑誌名                   J. Vet. Med. Sci. (2021)

2020年以前に発表された主要論文

酸化ストレスセンサーKeap1の遺伝子破壊の研究成果

論文タイトル          Generation and characterization of keap1a- and keap1b-knockout zebrafish.
著者名                   ※Nguyen VT (大学院生） et al.,
雑誌名                   Redox Biol. (2020)

エピジェネティクス因子LSD1の選択的スプライシングの研究成果

論文タイトル          Splicing- and demethylase-independent functions of LSD1 in zebrafish primitive hematopoiesis.
著者名                   Tamaoki J (博士院生) et al.,
雑誌名                   Sci. Rep. (2020)

食品成分の機能解析にゼブラフィッシュを用いた論文

論文タイトル          Evaluation of antioxidant activity of spice-derived phytochemicals using zebrafish.
著者名                   Endo Y (修士院生)/Muraki K (修士院生) et al.,
雑誌名                   Int. J. Mol. Sci. (2020)

肝再生におけるエピジェネティクス制御の研究成果

論文タイトル          Hdac1 regulates differentiation of bipotent liver progenitor cells during regeneration via Sox9b and Cdk8.
著者名                   Ko S (共同研究) et al.,
雑誌名                   Gastroenterology (2019)

Nrf2が小胞体ストレスに応答緩和することを示した研究成果

論文タイトル          Nrf2 activation attenuates genetic endoplasmic reticulum stress induced by a mutation in the phosphomannomutase 2 gene in zebrafish.
著者名                   ※Mukaigasa K (大学院生）/ Tsujita T (ポスドク) / Nguyen VT (博士院生) / ※Li L (大学院生） et al.,
雑誌名                   Proc. Natl. Acad. Sci. USA (2018)

抗リウマチ薬オーラノフィンの再開発の可能性を示した研究成果

論文タイトル          The possible repositioning of an oral anti-arthritic drug, auranofin, for Nrf2-activating therapy: the demonstration of Nrf2-dependent anti-oxidative action using a zebrafish model.
著者名                   Fuse Y (博士院生) et al.,
雑誌名                   Free Rad Biol Med (2018)

Keap1-Nrf2経路の進化的考察を行った総説

論文タイトル          Conservation of the Keap1-Nrf2 system: an evolutionary journey through stressful space and time.
著者名                   Fuse Y (博士院生） et al.,
雑誌名                   Molecules (2017)

補体遺伝子の発現制御の研究成果

論文タイトル          MafB is a critical regulator of complement component C1q.
著者名                   Tran MTN (共同研究) et al.,
雑誌名                   Nature Commun. (2017)

Nrf2の標的遺伝子を探索した研究成果

論文タイトル          Conservation of the Nrf2-mediated gene regulation of proteasome subunits and glucose metabolism in zebrafish.
著者名                   Nguyen VT (博士院生）/Fuse Y (博士院生） et al.,
雑誌名                   Oxid. Med. Cell Longev. (2016)

亜ヒ酸の急性毒性の研究成果

論文タイトル          Nrf2-dependent protection against acute sodium arsenite toxicity in zebrafish.
著者名                   Fuse Y (博士院生) et al.,
雑誌名                   Toxicol Appl Pharmacol (2016)

ゼブラフィッシュを用いたナノ粒子の研究成果

論文タイトル          Sensory systems and ionocytes are targets for silver nanoparticle effects in fish.
著者名                   Osborne OJ (共同研究) et al.,
雑誌名                   Nanotoxicology (2016)

抗酸化ストレス活性をもつナノ粒子の研究成果

論文タイトル          Evaluation of the toxicity and antioxidant activity of redox nanoparticles in zebrafish (Danio rerio) embryos.
著者名                   Vong LB (共同研究) et al.,
雑誌名                   Mol Pharm (2016)

動物や細胞を見たり、ゲノムや遺伝子を調べたり、サイエンスをすることが好きな人を募集します。
仮説を立てて実験したい人、熱帯魚が好きな人、論文書きやイラスト描きが得意な人も大歓迎です。

研究室の特徴は下記の通りです。
・新旧メンバーの出身：筑波大（医療科学類、生物学類）、他大学（東京理科大、東邦大、創価大、埼玉大、新潟大、日大、宇都宮大）、会社、外国（中国、ベトナム、ギリシア）
・日本学術振興会特別研究員DCの採択：7名（博士進学者9名中）
・一日の過ごし方：平日9時〜18時（コア）+α、土日祭任意
・ラボミーティング：研究報告（毎週火夕方）、論文紹介（毎週木夕方）、発表練習（月1回土午前）
・ラボ言語：日本語、外国人もいる場合が多いのでスライドは英語で書いてもらう
・院生に期待すること：自分で実験できるようになること、実験計画を立てられるようになること、学会発表ができるようになること、論文を書けるようになること、後輩の面倒をみれるようになること、いい人生をおくること

教員1名のこじんまりとした研究室です。興味があれば、ぜひ小林までご連絡ください。

令和4年度　4月期入学者についての入試情報 (2021年 12月1日更新)

<<注意>>
新型コロナウイルスの影響により、試験の情報が急に変更になる可能性があります。

【修士課程】
人間総合科学学術院　フロンティア医科学学位プログラム

<試験日程>
8月実施：　2021年 8月18日
1−2月実施：2022年 2月2日

<入試科目>
・英語 (外部スコアの提出)
・専門科目
・個別面接
※英語はTOEIC, TOEFL, IELTSのスコアの提出 (TOEFL-iBT Home Editionも提出可).
※英語はTOEIC (850点), TOEFL-iBT (96点), IELTS (6.5)を達している時、英語の得点を満点換算する.
※専門科目は生化学・分子生物学・生理学・医学物理学から一問を選択)

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【博士課程】
人間総合科学学術院　医学学位プログラム

<試験日程>
8月実施：　2021年 8月17日
1−2月実施：2022年 2月1日

<入試科目>
・英語 (筆記試験)
・個別面接

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【5年一貫博士課程】
人間総合科学学術院　5年一貫博士課程　ヒューマンバイオロジー学位プログラム

<試験日程>
8月実施：　2021年 8月19, 20日
1−2月実施：2022年 2月1日

<入試科目>
・英語 (外部スコア)
・筆記試験
・口述試験
・グループセッションテスト
※英語はTOEIC, TOEFL, IELTSのスコアの提出.
※筆記試験は基礎知識と説明能力を問う問題が出題される.

カテゴリー: 分子発生生物学

タグ: ゼブラフィッシュ乳酸菌修士募集健康寿命博士募集学振研究員の採択多数抗酸化食品発生筑波大学絵ピジェネティクス茨城県

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茨城県　筑波大学　人間総合科学学術院（募集区分：修士、博士、５年一貫博士）

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