統合臓器生理学部門:等研究室
滋賀県 滋賀医科大学 医学系研究科(募集区分:博士)
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ラボのメインテーマ
神経発生から精神・神経疾患まで、幅広く取り組んでいます
研究の将来性
気分障害や神経変性疾患、脳腫瘍などの治療法開発を目指しています
研究のここが面白い!
神経幹細胞をが関係する全ての現象に興味があります。遺伝子改変による疾患モデルカニクイザルを扱っているのも、私たちの研究室の大きな特徴の1つです
等研のアピールポイント!
学生が多い
初心者に丁寧に指導
国際色豊か
楽しくなければ研究じゃない
英会話が身につく
飲み会は少ない
神経幹細胞は、自己複製能と多分化能を併せもった、未分化な細胞です。胎生期の脳では、まず指数関数的に増殖して数を増やし、次いで大量の神経細胞を産生します。胎生後期になるとオリゴデンドロサイトの前駆細胞を産み出し、生後の脳ではアストロサイトを産生します。このように、神経幹細胞は脳における主要な3種類の細胞、すなわち神経細胞・オリゴデンドロサイト・アストロサイトの供給源なのです。
では、これら神経細胞やグリア細胞を産生して、脳を構築する役割を終えた神経幹細胞はどうなるのでしょうか?実は、ヒトを含む哺乳類の成体の脳にも、神経幹細胞が存在し続けることが最近分かってきました。成体脳の神経幹細胞は、齧歯類では嗅球や海馬歯状回に新たな神経細胞を供給し続けています。特に、記憶を司る海馬の歯状回において、齧歯類では毎日数千個の新たな神経細胞が加わっていると考えられています。私たちはこれらを、神経幹細胞ー神経細胞新生システムと呼んで、精力的に研究しています。
私たちは、自分たちの純粋な興味に従って、初期発生から成体の脳の機能、精神神経疾患モデル作製と解析まで、幅広い研究を行っています。あなたの 興味にフィットしたテーマも、きっと見つかるはずです。
等研究室の主な研究成果
著者名に#がついている場合、2人以上の筆頭著者がいます。
では、これら神経細胞やグリア細胞を産生して、脳を構築する役割を終えた神経幹細胞はどうなるのでしょうか?実は、ヒトを含む哺乳類の成体の脳にも、神経幹細胞が存在し続けることが最近分かってきました。成体脳の神経幹細胞は、齧歯類では嗅球や海馬歯状回に新たな神経細胞を供給し続けています。特に、記憶を司る海馬の歯状回において、齧歯類では毎日数千個の新たな神経細胞が加わっていると考えられています。私たちはこれらを、神経幹細胞ー神経細胞新生システムと呼んで、精力的に研究しています。
私たちは、自分たちの純粋な興味に従って、初期発生から成体の脳の機能、精神神経疾患モデル作製と解析まで、幅広い研究を行っています。あなたの 興味にフィットしたテーマも、きっと見つかるはずです。
等研究室の主な研究成果
著者名に#がついている場合、2人以上の筆頭著者がいます。
終生にわたって維持される神経幹細胞は胎生の早い時期に運命決定される
論文タイトル Life-long neural stem cells are fate-specified at an early developmental stage.
著者名 #Tanaka A (学部生) et al.,
雑誌名 Cerebral Cortex (2020.08)
プレスリリースはこちら(日本語)
著者名 #Tanaka A (学部生) et al.,
雑誌名 Cerebral Cortex (2020.08)
プレスリリースはこちら(日本語)
新生児期の母子分離ストレスは神経幹細胞数を増加させ、海馬-扁桃体が関わる恐怖記憶を減弱させる
論文タイトル Early maternal and social deprivation expands neural stem cell population size and reduces hippocampus/amygdala-dependent fear memory.
著者名 Daun KA (博士課程4年) et al.,
雑誌名 Frontiers in Neuroscience (2020.01)
著者名 Daun KA (博士課程4年) et al.,
雑誌名 Frontiers in Neuroscience (2020.01)
神経幹細胞からオリゴデンドロサイト系譜細胞の産生は、特定の時期に限局して大脳背腹境界部領域のみで起きる
論文タイトル The dorsoventral boundary of the germinal zone is a specialized niche for the generation of cortical oligodendrocytes during a restricted temporal window.
著者名 #Naruse M (ポスドク) et al.,
雑誌名 Cerebral Cortex (2016.06)
プレスリリースはこちら(日本語)
著者名 #Naruse M (ポスドク) et al.,
雑誌名 Cerebral Cortex (2016.06)
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著者名に#がついている場合、2人以上の筆頭著者がいます。
2021年に発表された論文
2020年以前に発表された主要論文
2021年に発表された論文
ハンチントン病のマウスモデルにおいてSpCas9-NGによるゲノム編集がCAGリピートを短縮させる
論文タイトル Precise CAG repeat contraction in a Huntington’s Disease mouse model is enabled by gene editing with SpCas9-NG.
著者名 Oura S (共同研究) et al.,
雑誌名 Communications Biology (2021.06)
著者名 Oura S (共同研究) et al.,
雑誌名 Communications Biology (2021.06)
終生にわたって維持される神経幹細胞は胎生の早い時期に運命決定される
論文タイトル Life-long neural stem cells are fate-specified at an early developmental stage.
著者名 #Tanaka A (学部生) et al.,
雑誌名 Cerebral Cortex (2020.08)
著者名 #Tanaka A (学部生) et al.,
雑誌名 Cerebral Cortex (2020.08)
新生児期の母子分離ストレスは神経幹細胞数を増加させ、海馬-扁桃体が関わる恐怖記憶を減弱させる
論文タイトル Early maternal and social deprivation expands neural stem cell population size and reduces hippocampus/amygdala-dependent fear memory.
著者名 Daun K.A (博士課程4年) et al.,
雑誌名 Frontiers in Neuroscience (2020.01)
著者名 Daun K.A (博士課程4年) et al.,
雑誌名 Frontiers in Neuroscience (2020.01)
トランスジェニックカニクイザル作製に適した汎用性プロモーターの評価
論文タイトル Comprehensive evaluation of ubiquitous promoters suitable for the generation of transgenic cynomolgus monkeys.
著者名 Seita Y (共同研究) et al.,
雑誌名 Biology of Reproduction (2019.06)
著者名 Seita Y (共同研究) et al.,
雑誌名 Biology of Reproduction (2019.06)
傷害脳や精神疾患における成体脳ニューロン新生の役割
論文タイトル Adult neurogenesis and its role in brain injury and psychiatric diseases.
著者名 Hayashi Y (助教) et al.,
雑誌名 Journal of Neurochemistry (2018.12)
著者名 Hayashi Y (助教) et al.,
雑誌名 Journal of Neurochemistry (2018.12)
ミノサイクリンは成体脳神経幹細胞の自己複製能を亢進させる
論文タイトル Minocycline directly enhances the self-renewal of adult neural precursor cells.
著者名 Kuroda A (博士課程2年) et al.,
雑誌名 Neurochemical Research (2018.01)
著者名 Kuroda A (博士課程2年) et al.,
雑誌名 Neurochemical Research (2018.01)
オリゴデンドロサイトの起源について新たなモデルの提案
論文タイトル Origin of oligodendrocytes in mammalian forebrains: a revised perspective.
著者名 Naruse M (ポスドク) et al.,
雑誌名 Journal of Physiological Sciences (2017.01)
著者名 Naruse M (ポスドク) et al.,
雑誌名 Journal of Physiological Sciences (2017.01)
神経幹細胞からオリゴデンドロサイト系譜細胞の産生は、特定の時期に限局して大脳背腹境界部領域のみで起きる
論文タイトル The dorsoventral boundary of the germinal zone is a specialized niche for the generation of cortical oligodendrocytes during a restricted temporal window.
著者名 Naruse M. (ポスドク) et al.,
雑誌名 Cerebral Cortex (2016.06)
著者名 Naruse M. (ポスドク) et al.,
雑誌名 Cerebral Cortex (2016.06)
神経幹細胞と神経・グリア新生ー発達期や成体脳および疾患脳の可塑性
論文タイトル Neural stem cells and neuro/gliogeneis in the central nervous system: understanding the structural and functional plasticity of the developing, mature, and diseased brain.
著者名 Yamaguchi M (共同研究) et al.,
雑誌名 Journal of Physiological Sciences (2016.05)
著者名 Yamaguchi M (共同研究) et al.,
雑誌名 Journal of Physiological Sciences (2016.05)
GFP発現トランスジェニックカニクイザルの作製
論文タイトル Generation of transgenic cynomolgus monkeys that express green fluorescent protein throughout the whole body.
著者名 Seita Y (共同研究) et al.,
雑誌名 Scientific Reports (2016.04)
著者名 Seita Y (共同研究) et al.,
雑誌名 Scientific Reports (2016.04)
私の教室の大学院進学を考えている学生に、特別な技術や知識は求めません。博士課程の4年間で学べば良いのです。では必要なものは何か?それは、世界の誰も知らないことを明らかにしようというチャレンジ精神、ともすると単調になりがちな実験の日々に打ち克つ情熱、そして思うように進まない研究や鋭い批判にへこたれない頑健な心です。
大学院生とは、最初にその人の興味やキャリアプランも含めて何回もディスカッションして、研究テーマを決めるようにしています。神経や幹細胞に関わるものであれば、それまでラボになかった新規なテーマでも構いません。また、少なくとも数年はかかりそうなメインテーマと、それよりは小規模でできれば手法も異なるサブテーマの、複数のプロジェクトを平行して行うことを勧めています。それによってより幅広い知識やテクニックを身に付けることができるからです。
理系の学部出身で、修士相当の資格があれば(ない場合は相談して下さい)大歓迎です。
さあ、一緒に研究を楽しみましょう!
大学院生とは、最初にその人の興味やキャリアプランも含めて何回もディスカッションして、研究テーマを決めるようにしています。神経や幹細胞に関わるものであれば、それまでラボになかった新規なテーマでも構いません。また、少なくとも数年はかかりそうなメインテーマと、それよりは小規模でできれば手法も異なるサブテーマの、複数のプロジェクトを平行して行うことを勧めています。それによってより幅広い知識やテクニックを身に付けることができるからです。
理系の学部出身で、修士相当の資格があれば(ない場合は相談して下さい)大歓迎です。
さあ、一緒に研究を楽しみましょう!
・医師
・大学教員
・留学 (ポスドク)
・製薬企業
〒520-2192 滋賀県大津市瀬田月輪町
令和4年度 4月期入学者についての入試情報 (令和3年 6月17日更新)
<<注意>>
新型コロナウイルスの影響により、試験の情報が急に変更になる可能性があります。
【修士課程】
ありません。
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【博士課程】
大学院 医学研究科 医学専攻
先端医学研究者コース / 高度医療人コース / 学際的医療人コース / NCD疫学リーダーコース
<入試日程>
2021年11月30日
<入試科目>
・外国語 (英語)
・専門科目 (医学・生命科学一般)
・面接 (個人)
※外国語試験は辞書の持ち込み可.
※NCDコースの人は専門科目の代わりに小論文の試験に変更.
※NCDコースの人の面接は英語で実施.
研究室概要
<メンバー構成>
等 誠司 教授
林 義剛 助教
守村 直子 特任助教
博士研究員 1名
博士学生 3名
学部生 11名 (登録研究医)
<研究室URL>
http://www.shiga-med.ac.jp/~hqphysi1/
<大学院情報>
滋賀医科大学 大学院 医学研究科