(2020年新設)医系化学分野:大庭研究室
京都府 京都府立医科大学 医学研究科(募集区分:修士、博士)
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低分子化合物、ペプチド、核酸の設計・合成から治療、ワクチンとしての応用まで
研究の将来性
研究ツールや医薬品、mRNAワクチンとして使える技術の開発、実用化
研究のここが面白い!
モノづぐりから病気の治療まで!自身でつくった世界初のものが、細胞や体の中でどのように振る舞うか、どうしたら社会の役に立つのか、幅広く研究できます。
大庭研のアピールポイント!
手厚いサポート
メインテーマに集中できます
有機合成から動物実験まで!
初心者歓迎
広々した実験室です
実験機器が沢山あります 緑に囲まれた環境 豊富な研究費 正統派
実験機器が沢山あります 緑に囲まれた環境 豊富な研究費 正統派
私たちは、医科大学にある化学教室という珍しい環境を武器に研究を行なっています。有機化学・合成化学を基盤にモノをつくり、生命科学・基礎医学を取り入れて細胞や動物を用いた機能評価を行い、病気の予防・治療が可能な医薬品や研究ツールとして使える技術の開発を目指しています。
主に取り組んでいるのは以下のテーマになります。
1. ペプチドフォルダマーに関する研究
2. タンパク質分解誘導剤などの小分子医薬品開発とその効率的送達法
3. メッセンジャーRNA医薬の新しい修飾法
4. ドラッグデリバリーシステム開発
5. ワクチン、医薬品への展開
化学合成から動物実験まで、幅広い分野の研究環境が整っています。
>
ホームページには詳しい研究内容を紹介しています。興味があれば是非ご覧いただき、わからないことがあれば気軽に問い合わせてください。
研究室のホームページはこちら
大庭研究室の主な研究成果
主に取り組んでいるのは以下のテーマになります。
1. ペプチドフォルダマーに関する研究
2. タンパク質分解誘導剤などの小分子医薬品開発とその効率的送達法
3. メッセンジャーRNA医薬の新しい修飾法
4. ドラッグデリバリーシステム開発
5. ワクチン、医薬品への展開
化学合成から動物実験まで、幅広い分野の研究環境が整っています。
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ホームページには詳しい研究内容を紹介しています。興味があれば是非ご覧いただき、わからないことがあれば気軽に問い合わせてください。
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大庭研究室の主な研究成果
(S)-cucurbitineの合成とそのホモペプチドのコンフォメーション
論文タイトル Synthesis of (S)-(–)-cucurbitine and conformation of its homopeptides.
著者名 Yuto Yamaberi (修士2年) et al.,
雑誌名 Organic Letters (2021.05)
著者名 Yuto Yamaberi (修士2年) et al.,
雑誌名 Organic Letters (2021.05)
両親媒性膜透過ペプチドを用いたヒト肝癌細胞へのsiRNAデリバリー
論文タイトル siRNA delivery using amphipathic cell-penetrating peptides into human hepatoma cells.
著者名 Kaori Furukawa (博士3年) et al.,
雑誌名 Bioorganic & Medicinal Chemistry (2020.05)
著者名 Kaori Furukawa (博士3年) et al.,
雑誌名 Bioorganic & Medicinal Chemistry (2020.05)
2本鎖PEGを用いて肝類洞壁を一時的にコーティングし、ナノ医薬品の標的を変える
論文タイトル Transient stealth coating of liver sinusoidal wall by anchoring two-armed PEG for retargeting nanomedicines.
著者名 Anjaneyulu Dirisala (特任助教) et al.,
雑誌名 Science Advances (2020.06)
プレスリリースはこちら(日本語)
著者名 Anjaneyulu Dirisala (特任助教) et al.,
雑誌名 Science Advances (2020.06)
プレスリリースはこちら(日本語)
2021年に発表された論文
2020年以前に発表された主要論文
(S)-cucurbitineの合成とそのホモペプチドのコンフォメーション
論文タイトル Synthesis of (S)-(–)-cucurbitine and conformation of its homopeptides.
著者名 Yamaberi, Y (大学院生) et al.,
雑誌名 Org. Lett (2021)
著者名 Yamaberi, Y (大学院生) et al.,
雑誌名 Org. Lett (2021)
ヒト造血器型プロスタグランジンD合成酵素(H-PGDS)を分解する初の誘導剤の開発
論文タイトル Development of hematopoietic prostaglandin D synthase-degradation inducer.
著者名 Yokoo, H (ポスドク) et al.,
雑誌名 ACS Med. Chem Lett(2021)
著者名 Yokoo, H (ポスドク) et al.,
雑誌名 ACS Med. Chem Lett(2021)
Cas9 mRNAとガイドRNAを高分子ミセルに同時に搭載することでマウス脳でゲノム編集を実現
論文タイトル Co-encapsulation of Cas9 mRNA and guide RNA in polyplex micelles enables genome editing in mouse brain.
著者名 Abbasi, S (ポスドク) et al.,
雑誌名 J. Control. Release (2021)
著者名 Abbasi, S (ポスドク) et al.,
雑誌名 J. Control. Release (2021)
計算化学を用いた高活性・高選択的H-PGDS分解誘導剤の開発
論文タイトル Discovery of a highly potent and selective degrader targeting hematopoietic prostaglandin D synthase via in silico design.
著者名 Yokoo, H (ポスドク) et al.,
雑誌名 ChemRxiv (2021)
著者名 Yokoo, H (ポスドク) et al.,
雑誌名 ChemRxiv (2021)
両親媒性膜透過ペプチドを用いたヒト肝癌細胞へのsiRNAデリバリー
論文タイトル siRNA delivery using amphipathic cell-penetrating peptides into human hepatoma cells.
著者名 Furukawa, K (大学院生) et al.,
雑誌名 Bioorg. Med. Chem (2020)
著者名 Furukawa, K (大学院生) et al.,
雑誌名 Bioorg. Med. Chem (2020)
ポリイオンコンプレックス中でmRNA鎖を束ねることでmRNAのin vitro及びin vivo送達効率が向上
論文タイトル Bundling of mRNA strands inside polyion complexes improves mRNA delivery efficiency in vitro and in vivo.
著者名 Koji, K (大学院生) et al.,
雑誌名 Biomaterials (2020)
著者名 Koji, K (大学院生) et al.,
雑誌名 Biomaterials (2020)
2本鎖PEGを用いて肝類洞壁を一時的にコーティングし、ナノ医薬品の標的を変える
論文タイトル Transient stealth coating of liver sinusoidal wall by anchoring two-armed PEG for retargeting nanomedicines.
著者名 Dirisala, A (特任助教) et al.,
雑誌名 Sci. Adv (2020)
著者名 Dirisala, A (特任助教) et al.,
雑誌名 Sci. Adv (2020)
エストロゲン受容体とアンドロゲン受容体を標的とした分解誘導剤の開発〜有機小分子とペプチドを組み合わせたキメラ分子の設計・合成〜
論文タイトル Design and synthesis of peptide-based chimeric molecules to induce degradation of the estrogen and androgen receptors.
著者名 Yokoo, H (ポスドク) et al.,
雑誌名 Bioorg. Med. Chem (2020)
著者名 Yokoo, H (ポスドク) et al.,
雑誌名 Bioorg. Med. Chem (2020)
膜透過性ペプチドの新規デザイン
論文タイトル De novo design of cell-penetrating foldamers.
著者名 Yokoo, H (ポスドク) et al.,
雑誌名 Chem. Rec (2020)
著者名 Yokoo, H (ポスドク) et al.,
雑誌名 Chem. Rec (2020)
Arg-Arg-Aibの繰り返し配列からなる膜透過性ペプチドフォルダマーを用いたpDNAデリバリー
論文タイトル Plasmid DNA delivery using cell-penetrating peptide foldamers composed of Arg-Arg-Aib repeating sequences.
著者名 Oba, M (准教授) et al.,
雑誌名 ACS Biomater. Sci. Eng (2019)
著者名 Oba, M (准教授) et al.,
雑誌名 ACS Biomater. Sci. Eng (2019)
Argを豊富に含むペプチドフォルダマーの二次構造と細胞膜透過性
論文タイトル Secondary structures and cell-penetrating abilities of arginine-rich peptide foldamers.
著者名 Oba, M (准教授) et al.,
雑誌名 Sci. Rep (2019)
著者名 Oba, M (准教授) et al.,
雑誌名 Sci. Rep (2019)
mRNA鎖を束ねナノ集合体を形成させることでRNaseに対する安定性やin vivo送達効率が向上
論文タイトル Bundling mRNA Strands to Prepare Nano-Assemblies with Enhanced Stability Towards RNase for In Vivo Delivery.
著者名 Yoshinaga, N (大学院生) et al.,
雑誌名 Angew. Chem. Int. Ed (2019)
著者名 Yoshinaga, N (大学院生) et al.,
雑誌名 Angew. Chem. Int. Ed (2019)
少数のコレステロール修飾RNAオリゴヌクレオチドをハイブリダイズすることで、mRNAの高分子ミセルへのパッケージングを促進し、優れたin vivo送達を実現
論文タイトル Induced packaging of mRNA into polyplex micelles by regulated hybridization with a small number of cholesteryl RNA oligonucleotides directed enhanced in vivo transfection.
著者名 Yoshinaga, N (大学院生) et al.,
雑誌名 Biomaterials (2019)
著者名 Yoshinaga, N (大学院生) et al.,
雑誌名 Biomaterials (2019)
天然物を基にして極性に応答する蛍光アミノ酸を開発し、生体内分子間相互作用をレシオメトリックに測定する応用研究
論文タイトル A polarity-sensitive fluorescent amino acid and its incorporation into peptides for the ratiometric detection of biomolecular interactions.
著者名 Yokoo, H (大学院生) et al.,
雑誌名 ChemPlusChem (2019)
著者名 Yokoo, H (大学院生) et al.,
雑誌名 ChemPlusChem (2019)
細胞膜透過性ペプチドフォルダマー:ドラッグデリバリーツール
論文タイトル Cell-penetrating peptide foldamers: Drug delivery tools
著者名 Oba, M (准教授) et al.,
雑誌名 ChemBioChem (2019)
著者名 Oba, M (准教授) et al.,
雑誌名 ChemBioChem (2019)
塩基性官能基を有するジ置換アミノ酸を利用した細胞膜透過性ペプチド
論文タイトル Cell-penetrating peptides using cyclic α,α-disubstituted α-amino acids with basic functional groups.
著者名 Kato, T (大学院生) et al.,
雑誌名 ACS Biomater. Sci. Eng (2018)
著者名 Kato, T (大学院生) et al.,
雑誌名 ACS Biomater. Sci. Eng (2018)
コイルドコイル形成に関する五員環状ジ置換アミノ酸のペプチドへの挿入効果
論文タイトル Effects of five-membered ring amino acid incorporation into peptides for coiled coil formation.
著者名 Oba, M (准教授) et al.,
雑誌名 Bioorg. Med. Chem. Lett (2018)
著者名 Oba, M (准教授) et al.,
雑誌名 Bioorg. Med. Chem. Lett (2018)
polyA鎖を2本鎖にしたmRNAは、翻訳活性を維持しながら高い免疫刺激性を示し、高いワクチン効率を示した
論文タイトル Designing immunostimulatory double stranded messenger RNA with maintained translational activity through hybridization with poly A sequences for effective vaccination.
著者名 Uchida, S (特任助教) et al.,
雑誌名 Biomaterials (2018)
著者名 Uchida, S (特任助教) et al.,
雑誌名 Biomaterials (2018)
低pHに応答したペプチド二次構造の変化
論文タイトル Low pH-triggering changes in peptide secondary structures.
著者名 Furukawa, K (大学院生) et al.,
雑誌名 Org. Biomol. Chem (2017)
著者名 Furukawa, K (大学院生) et al.,
雑誌名 Org. Biomol. Chem (2017)
環状ジ置換アミノ酸と側鎖架橋の導入によるアルギニンを豊富に含むペプチドの高効率かつ持続的な細胞膜透過機能
論文タイトル Enhanced and prolonged cell-penetrating abilities of arginine-rich peptides by introducing cyclic a,a-disubstituted a-amino acids with stapling.
著者名 Oba, M (准教授) et al.,
雑誌名 Bioconjugate Chem (2017)
著者名 Oba, M (准教授) et al.,
雑誌名 Bioconjugate Chem (2017)
2020年3月にスタートした新しい研究室です。研究設備、研究環境、研究スタッフが充分に整っており、しっかりとした指導が行えます。
医学部の中で、化学合成から動物実験まで行う数少ない研究室の一つです。教授は薬学、准教授は医学、助教は理学の博士号を持ち、それぞれ多彩な領域で、分野横断的な研究をしてきました。工学、理学、農学、薬学、歯学、医学にわたる様々な分野の方を募集しています。これまで学んだこと、研究したことを更に深めたい方や、これまでの経験を踏まえ新しい分野にチャレンジしたい方など幅広く歓迎しています。
近年、注目を集めている、タンパク質の分解誘導剤や中分子ペプチドなどの新しい創薬モダリティの開発に取り組んでいます。また、国産mRNAワクチン、mRNA医薬の開発、実用化にも取り組んでおり、若い力に期待しています。
興味を持たれた方は、是非、お問い合わせください。また、オンラインを含めた研究室見学を随時、受け付けております。
・製薬会社
・化学系企業
・国立研究所研究員
・大学教員
〒606-0823京都市左京区下鴨半木町1-5
京都府立医科大学大学院医学研究科医系化学
令和4年度 4月期入学者についての入試情報 (令和3年 9月9日更新)
<<注意>>
新型コロナウイルスの影響により、試験の情報が急に変更になる可能性があります。
【修士課程】
医科学専攻 医学研究科
<試験日程>
前期日程:2021年 8月 18日
後期日程:2022年 1月 11日
<入試科目>
・英語試験
・専門試験
・口頭試験 (面接)
※英語試験は辞書の持ち込み有.
※専門試験は基本的な生物学の問題と小論文が出題
-------------------------------------------------------------
【博士課程】
医学研究科 統合医科学専攻
<試験日程>
前期日程:2021年 8月 18日
後期日程:2022年 1月 11日
<入試科目>
・英語試験
・専門試験
・口頭試験 (面接)
※英語試験は辞書の持ち込み有.
※専門試験は出題された中から2題選択
研究室概要
<メンバー構成>
大庭 誠 教授
内田 智士 准教授
横尾 英知 助教
実験補佐員 2名
博士研究員 1名
博士学生 3名
<研究室URL>
http://www.f.kpu-m.ac.jp/y/medchem/index.html
<大学院情報>
京都府立医科大学 大学院医学研究科